今、セブンイレブンで韓国フェア?的なものを開催中で店内に色々と韓国系フードが色々と出現中だ。
そして目についたのはこれ
韓国で流行っている?クルンジを商品化したものだ。
クルンジはクロワッサン+ヌルンジ(おこげ)の造語らしい。
ヌルンジ(Nurungji) はお米を炊いて潰して焼いたおこげの事でスープに入れたりするものでスィーツではない。
今回のはクロワッサンを押し潰して焼いたものなのでクルンジというわけだ。
しかしどう見てもパンをカバンに入れていたらやっちゃった感がハンパないビジュアル。
ペシャンコのクロワッサンなんてカバンの底でしか見ないですから。
カットしてみると全くのペチャンコ。
クロワッサンの層なんていらない的な思いっ切りの良さがSNSには必要なのだろう。
パッケージを見てみると韓国観光公社公認のシールが貼ってある。
という事はこれで正解という事なのか?ま〜所変わればってやつでしょうか。
正式な商品名は「韓国風クリスピークロワッサン」と書いてあるので食感はクリスピーなはず。
お値段は170.64円税込だ。
という事で実食!
食べてみるとクロワッサン自体はすでにクリスピーではない。
袋入りパンなので当然か。
しかし端の方にキャラメリゼした砂糖の部分があり、そこはカリッとクリスピーでおいしかった。
クロワッサン自体ははパン系のふんわりクロワッサンを潰しましたという味で上にチョコレートがかかっている。
バターの香りはあまり感じないががおいしく頂ける。
キャラメリゼした部分はさくっとして香りもいいので、クイニーアマンの様にもっと砂糖を振って焼いてほしいところだ。
ま〜袋に入っているパンなので、しっとりするのは仕方がないのでこれでいいのだろう。
がこの商品はもっと行けそうな気がする!
どこに行くのかは不明だが、とりあえず袋入りのパンは焼き直すと大体おいしくなるのでちょっと焼いてみたくなる。
が、表面にチョコレートが掛けてあるので、トースターで焼くと収拾がつかなくなるだろう。
表面にチョコレートや糖衣がかかっているとこの辺りの加減が難しい。
しかし裏、特に砂糖のキャラメリゼした部分を再加熱したい!
きっとカリッと感が増すはずだ。
そして底面の水分を少し飛ばすとクロワッサン全体のさっくり感も戻るのでは?
という事でフライパンで焼いてみた。
裏にチョコレートがついている所もあり、焦げやすいので弱火でじっくり水分を飛ばすのがポイント。
それでも多分焦げるので、110度あたりでじっくりシュワシュワ焼けば「焦げ味未満」で抑えられるか?
そ・し・て
パンの底がシュワシュワいってきてから2分ほど焼き、網に乗せて冷ますとカリッとクリスピーになった図がこれ
やはりチョコレートは少し焦げたが味は問題ない範囲だった。
うん、これはクリスピーでしょ!というところまでカリッとなった。
全体的にザクっとなったので多分これが正解でいいだろう。
という訳でこれを買ってみて「潰れた普通のクロワッサンじゃん」と思った人はお試しあれ。
因みにこれは公式レシピではないので自己責任でお願いします。
キッチンまわり評論家・科学する料理研究家 さわけんシェフ