今日はホットプレートの話をしたいと思います。
皆さんホットプレートは使っていますか?
食卓で焼肉やお好み焼き、焼きそばに餃子などなど使い道は色々あるので買ってしまう調理器具ですよね。
ホットプレートは昔からありましたが1970年台はあまり家には無い調理器具でした。
普及し始めたのは1980年代で今では保有率が7割を超えるメジャーなものになります。
そんなホットプレートの始まりはよく分かりませんが1960年(昭和35年)辺りにはナショナルのNF-66という角形のホットプレートが発売されています。
この頃は爆発的な家庭電化ブームが起こって新しい電化製品が次々と登場してきた時代でした。
白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫が「三種の神器」と言われていた頃のちょっと後ですね。
今のホットプレートとの違いは細かな温度調節機能と安全に配慮した周りのプラスチック部分が無いことくらいでしょうか。
佇まいはすでに今と変わらない感じですね。ちなみに型番の「NF」は今でもパナソニックのホットプレートの型番として使われています。
そんなホットプレートですが最近の売れ筋はちょっと小型でおしゃれなBRUNOあたりでしょうか。
パナソニックや象印、タイガーは見た感じが同じような形で黒色で50年前から変わっているのでしょうがイメージはそのままで面白味に欠けます。
そして多機能を追求するあまりプレートの数が増えて、とにかく箱が大きくて収納するのが大変な状況になっています。ここ重要!
もうあの箱の大きさを見るとコンパクトなホットプレートが売れるのも分かる気がしますよね。
特にBRUNOの箱は見せることが前提な感じでおしゃれで魅力的です。それでも存在感はありますけどね。
まー機能だけ見ればタイガー・象印あたりに軍配が上がる訳ですが、それでもカワイイ見た目と取り回しの良さは捨て難いですね。
さてBRUNOの登場以降、おしゃれ家電のちょっとしたブームとなり、色や見た目をちょっっとレトロにしたりホーローっぽくしたりホットプレートは真っ白になったり色々しました。
そして今回の本題はコレ!めちゃめちゃコンパクトで収納スペースはかなり削減できます。
アビエンのマジックグリルです!このホットプレートの特徴はとにかくシンプルで。
見たまんまの厚手の下敷きみたいな物です。
横から見たのがこれ。本当にシート一枚です。このシートが熱くなって焼ける訳です。
まー見た目が一般的なホットプレートとはかなり違うので違和感もあるかと思いますが、それを乗り越えると幸せになれるかもしれないのでじっくり見てください。
裏は鋲みたいなものがあってヘビメタ風です。
ちょっとたわんでいるし横に壁がなくポロッと落ちそうだしツッコミ所満載です。
焼いてみないと分からないのでとりあえず焼いてみるとこんな感じ。
いい感じでジュワーっと焼けていましたね。
焼き肉なら肉を少しタレ漬けした方が香ばしい色がつきやすくて良いですね。
ちなみに1番の違和感は端に壁がないことではないでしょうか。
壁がないとちょっと不安な感じだし、パエリアや餃子は出来なさそうだし・・・
そんな疑問に答えるべくやってみました。餃子!
結論から言うと餃子はできます。やり方はこれ
このシートは若干たわんでいるので餃子を置いて水を加えても真ん中に集まってこぼれません。
そしてフタをして蒸し焼きにしてやるとちゃんと出来ました。
生餃子なら一度さっと茹でてから並べると後は裏の色だけ見てればよくなり、かなり簡単で早く出来てオススメです。
パエリアは上にフライパンを置かないとできません。
しかし見た目の破天荒さほど変わったものではなく意外と普通に焼けます。
ガードは無いのでやけどに注意ですが、省スペースで片付き取り回しが楽。
結構良い物かもしれないと感じました。
と言うわけでホットプレートの箱が邪魔ならまずはBRUNOを検討し、もっと省スペースならこれでしょう!
幸せになりたいならもう常識を超えていけ!って感じですよ。
キッチンまわり評論家・科学する料理研究家 さわけん